2023年12月13日(水)。
昨日のイラスト。
クリスマスと言えば→クリスマスケーキ。
クリスマスケーキと言えば→白い生クリームと大きな苺。
忘れもしない小学校1年生の頃、それまでのクリスマスケーキではなく、新しいクリスマスケーキになった。その衝撃は忘れられない。
我が家は日蓮宗だったからなのか?古い感覚の家庭だったからなのか?田舎だったからなのか?単に時代が昔だったからなのか?父と祖母中心の家庭だったからなのか?
幼い頃のクリスマスは、パーティーなどは無く、夕飯のメニューだけがクリスマス特別メニューだった。
特別 メニューと言っても、ケーキと鶏肉料理だけが特別だった。
もちろん飾り付けもプレゼントも無かった。
クリスマスの買い物は、母と二人でバスに乗って最寄り駅に行っていた。
記憶を辿ると、そもそも当時はケーキ自体めったに食べられなかった。
誕生日とクリスマスだけの特別!!丸いケーキ。
余談だが・・・他にケーキが食べられる日は、祖母の一番下の妹さんがモダンな方で、年に数回遊びに来る際、必ずケーキをお土産に持ってきてくださった。それには興奮した。1個ずつ別々の種類のケーキだった。お酒がしみしみのサバランだけは、自分はずっと苦手で・・・せっかくだから美味しく食べたいのに美味しいと感じられず、悔しい思いをしたものだ。未だに再チャレンジできずにいる。
話はクリスマスケーキに戻る。
6歳くらいになるまでは、丸いケーキを買いに行くお店は、決まって不二屋だった。
白いバタークリームの丸いケーキに苺がのっていて、砂糖でできたサンタとプラスティックプレートのメリークリスマス。そこにカラフルなろうそくを立てていた記憶。
それが6歳になる頃、母の案内で初めてのケーキ屋さんに新しいケーキを買いに!!
お店の名前は「シャンテ」と記憶していたけど、調べたら「シャンテリ」だった。
紙袋か化粧箱の?洒落た黒猫のイラストもフランス菓子っぽくて忘れられない。
たっぷり生クリームと苺の丸いケーキとの初めての出会いだった!!
しかも、チョコレートでできたお家までのっかっている!!
メリークリスマスのプレートもチョコレートでできている!!
シャンテリ店内の賑わう様子にもテンションが上がって興奮した。今も情景が浮かぶ。
店内は冷蔵庫のように寒くて、店員さん達は防寒着。
◯◯様と名前の貼られたケーキの箱が、店内のウインド前を除き所狭しと高く積み上がっており、自分の名前をワクワク探した。
バタークリームのクリスマスケーキも十分ありがたくて美味しかったけど、初めて食べる生クリームのクリスマスケーキは衝撃だった。
スポンジもしっとり、クリームはとろける、ジューシーな苺が更にみずみずしく感じて、全く新しい食べ物との出会いだった。
当時の父と祖母は、クリスマス文化は無かった・・・いつも2人に従順だった母が私達子供達の為に新しいケーキを予約してくれていた。
鶏料理も「鶏がこうやってるやつ、食べたい?」とか、チキンが丸ごと足が曲がっている様子のジェスチャーで訊いてきてくれ事も、大笑いした想い出で忘れられない。ローストチキンという名前を知らなかったんだろう。
お母さん、クリスマスの素敵な想い出を作ってくださりありがとう!
物のプレゼントより、華やかなパーティーより、この想い出が最高のプレゼントになってるよ。私にとってのクリスマスの想い出ナンバーワンだよ。
いつも自分は後回しで、家族のみんなを優先にした生活・・・本当に頭が下がります。
お母さんの生き様を思い出したら、何でも頑張れそうです。
昨日母に会ってきた。認知症状はかなり進んでいるけど、沢山の笑顔を見せてくれた。
楽しかった!元気を貰った。いつもありがとう!