娘の紹介
産まれた瞬間から、目の前のパパは聾者。
この環境を羨ましく感じた事が何度かある。
聾者のパパの声を聞き取ろうと訓練されているからか?娘は耳が凄く良い。
幼い頃、ピアノを耳コピーでスラスラ弾くのには驚いた。
英語の発音もコピーが上手なので、英語スピーチコンテストが得意に。
僅か1年間のアメリカ留学だったが、英会話ペラペラになって帰ってきた。
娘は聞こえるのに、聴こえない父親並の集中力がある。
生まれ持ったバリアフリーの性格の上に、自分大好きの超ポジティブ思考。
宇宙人?新人類だと思うようにしている。
当たり前だが、わたしから激怒される事も幾度もやらかしながら、普通に成長してきた。
幼少期はおっとりしたスローペースだったが、小1からバスケを初めてがっつりハマった。スピードは無いが、集中力でミドル、ロングのシュートがボコボコ決まった。
中学はバスケでそこそこの強豪校に行きたいとアピールし、バスケで入学。
顧問から『成績も良い者を沢山試合に出す』と言われ、勉強も努力し学年上位になり勉強の特待生になった。頭脳はあの頃がピークだった。。。
キャプテンになり中学最後の大会を終える頃、高校は大好きになった英語を活かして留学できる学校に行きたい!バスケはどこに行ってもできるから!と言ってきた時、パパのDNAが強いと思った。
スポーツ入学した私学中から進学校への高校受験は難関だったが、集中力でなんとか突破。
一年生の夏から1年間アメリカに留学した。帰国の少し前くらいから世界でコロナが騒がれ始めたので、後から振り返って、タイミングよく留学し全てを満喫できて本当に良かったと言っていた。
留学先も日本人が自分だけで運動部が沢山ある学校を選んで行った。
持ち前の耳の良さで英会話をすぐに会得し、積極性でコミュニケーションを取り、学校、ホストファミリー、アメリカにすぐに溶け込んだ。
娘にはバスケットボールという武器があり、試合でボコボコシュートを決めて新聞記事に載ったり、地区のベスト5のメンバーに選ばれ表彰された。
娘の性格は超ポジティブなので、シュートが決まる度に会場全体が盛り上がる雰囲気がたまらないと。ブーイングにも燃えるらしく、観客席に騒いで貰えると更にシュートが決まったらしい。
アメリカの生活で新しく興味を持ったのがファッション。
授業で楽しかったのはマーケティングやコマーシャル動画作成だったと。
そんなことがきっかけになり、、、
現在はファッション専門学校のグローバルマーケティングを専攻してる。
進学校故に当然みんなと同じような大学の経済学部などに進むと思って
塾に通わせていたので、突然『ファッションマーケティングの勉強がしたいから
ママと同じ専門学校に行きたい!』と言われた時は驚いた。
夫は『周りに影響されずに自分の将来を選択するのは偉い。』
あっさりと全力で応援する事に。
専門四年間のうちの今二年生。もちろん、アルバイトもしてる。
倒れないかと思うくらい好きなことを手広く全力でチャレンジしている。
スタイリングやコーディネートはもちろん、オリジナルの冊子作成、3Dモデリング、フライヤー、カメラマン、DJ、、、全てが独学。
好きの気持ちの強さとアピール力で、皆さんからご依頼頂けるほどに。
これからも自分らしくのびのびと進んで欲しい。
今の最大の目標は、年末年始イギリスに行き、
将来の為のコネクションを作りたいそうだ。
頑張れ!!